ま、そんな早朝稽古を終え、スペシャルバカは部屋に戻る。

折角の大型連休である。

学校に行く必要もないのだから、ここぞとばかりに二度寝である。

昼まで寝よう、いいとも始まる頃に起きればいいや、くらいの感覚で。

グウタラにゴールデンウイーク初日を過ごそうと思っていた彼は、頭の中が年中桜満開のお姉ちゃんの電話によって叩き起こされる。