そんなカリナの背後で。

「さしあたって」

発明馬鹿が呟く。

「まずは兄貴とお近づきにでもなってみたらどうだ?ゴールデンウイークが少しは有意義に過ごせるかもしれないぜ?」

「な゛っ!」

赤く染まるカリナの頬。

「お前でもそういう顔するんだな」

ククッ、と。

発明馬鹿が笑う。