『じゃあ始めちゃいますか』

腕捲りする無口少女。

「材料は買ってきてあるんだよね?じゃあキャベツ千切りは小夜ちんに任せるね。龍太郎はホットプレート運んできて!」

「おぅよ!」

スペシャルハレンチの指示で、スペシャルバカがテキパキ動く。

「アリスカちん、小麦粉を水で溶いて」

「了解」

ロシア娘がボウルに小麦粉を出す。

「小岩井さんはソースと青海苔と紅しょうがと鰹節の準備!」

「マヨネーズも準備しておきますので、お好みに応じて…」

流石用務員、言われなくても気配りバッチリ。