「ゴルァア!待て七星ぁぁあぁぁっ!」

暁に駄目出しされるわ七星なかなか捕まらないわで、すっかりイライラが募ったスペシャルバカが、憤怒の形相で追いかけてくる。

『り、龍太郎君、そんな怖い顔してちゃ七星ちゃんも待ってくれないよっ』

無口少女の忠告も当然無視である。

「七星ちん、今おとなしく捕まれば100揉みで許してあげるっ!」

追いかけながら訳の分からない事を言うスペシャルハレンチ。

それに対して。

「もし捕まらなかったらっ?」

逃げながら問いかける七星。

「101揉みっ」

「逃げますっ!」

大して変わらないのだから逃げて当然である。