『ケータイ戦士の証』の呼び出し音が鳴る。

驚いたセーラーベルはケータイの応答に出る。


ベル
「もしもし?」


フォーン
《もしもし、セーラーベル?》


ベル
「セーラーフォーン!?
 『ケータイ戦士の証』に、こんな機能があったなんて……」


フォーン
《あたしも今、知ったとこなの。
 それよりも早く、この空間から出ないと……》


ベル
「何とか出口を探してみるわ。
 そっちに行くからセーラーフォーンは、そこから動かないで」


フォーン
《うん! 待ってる。
 頼んだよ、セーラーベル!》


ベル
「うん! 任せて!」



セーラーフォーンとの通信を終えたセーラーベルは呟く。


ベル
「さてと……
 この空間の謎を解いてみせるわ。
 これは多分、ダークソルジャーとの頭脳戦みたいなものなのね」



セーラーベルは手探りで周りの壁を探る。


ベル
「一見、迷路のようだけど……
 所々、広い空間があるみたいね。
 かと思えば長い通路があったり……」