鈴音
「な、何なの!?」



「ダークソルジャー!」


鈴音
「ダークソルジャー?」



「鈴音ちゃん、逃げよう!」



瞳は鈴音の手を取り、安全な所まで逃げようとする。

だが、屋上の出入り口に先回りし、立ち塞がるダークソルジャーだった。



「こっちよ!」


鈴音
「瞳ちゃん、何なの!?」



「今は詳しく説明している暇は無いの!」


鈴音
「え!?」



懸命に鈴音と逃げようとする瞳だが、どうしてもダークソルジャーに先回りをされてしまう。



「こうなったら仕方ない……」



そして瞳は意を決して鈴音の方に向きかえり両腕を掴み、こう言った。



「鈴音ちゃん!
 これから目の前で起きる事は
 絶対、誰にも言わないって約束して!
 お願いっ!!」



いつにない瞳の懸命な説得に応じる鈴音。


鈴音
「う、うん……」



「ありがとう! 鈴音ちゃん!」



瞳は『ケータイ戦士の証』を手に取る。


ププ
「瞳、鈴音の前で変身するププ?」



「仕方ないけど、それしか方法が無いの!」



そして『ケータイ戦士の証』を高く掲げる。