午後からの授業も終わり、部活の時間へと変わる。



「部活が終わるまで、どうしようかなぁ……
 奈美ちゃんも強引なんだから……
 そうだ!
 ププ、起きてる?」


ププ
「起きてるププ」



「部活が終わるまで校内を案内しよっか?」


ププ
「ガイドよろしくププ♪」



瞳はププに校内の施設を案内して回った。

そして最後に校舎の屋上に行き着いた。



「んで、ここからの眺めが良いんだぁ~」


ププ
「昼に来た所だププ」



校舎の屋上から校庭を眺める瞳。



「奈美ちゃん、部活頑張ってるなぁ……」


ププ
「瞳は部活には入らないププ?」



「うん……
 どれに入ろうか迷ってる内に二年生に成っちゃったし、
 それに将来自分のしたい事が、まだ見つからないし……」


ププ
「ププ~?」



「……」


ププ
「瞳……
 !!
 奴らが来たププ!!」



「ええ!?」



気が付くと、いつの間にか校舎の屋上の周りにはバリヤが張られていた。

しかも屋上の出入り口にも既にバリヤが張られている。