「ププだけは絶対に守らなきゃ……」



と、瞳はポツリと呟いた。


ププ
「ププ~?」



「約束する!
 ププは、あたしが絶対に守るから!
 それからケータイワールドも!」


ププ
「ププ~!」



と、ププを抱きしめる瞳。








そして、しばらく静寂が続いた後、最初に口を開いたのはププだった。


ププ
「そうだププ!
 大事な事を言い忘れていたププ!
 サイバーケータイワールドを復活させる方法が……」



と、言いかけた時
瞳は既に眠っていた。

今日は初めてケータイ戦士に変身した日だった。
その疲れが出たのだろう。
スヤスヤと寝息を立てて寝ていた。

それを察してか、ププは瞳を起こすまいと話すのを中断した。

そしてププは「ポン」という音と共にケータイストラップに姿を変え、
『ケータイ戦士の証』のケータイにストラップとして繋がり、そしてププも眠りに就いた。