ププ
「奴らは何の前触れも無く、突然襲って来たププ」



ここは瞳の部屋。

ベッドの上でププがこの世界に来るまでの経緯を話している所だった。


ププ
「そしてサイバーケータイワールドで残ったのはププだけになってしまったププ」



「酷い……」


ププ
「『次元の裂け目の扉』に、やっと辿り着いて無我夢中で飛び込んだププ」



「『次元の裂け目の扉』?」


ププ
「サイバーケータイワールドと、この世界を繋いでいる扉だププ」



「ププって、パケット妖精って言ったっけ?」


ププ
「そうだププ」



「もしかしてメールとかってププ達、パケット妖精が届けてたの?」


ププ
「実際は、そうじゃないププ。
 ププらは、ケータイワールドの精神体みたいな存在だププ」



「ん~……
 益々、分け分かんなく成って来た……
 要するにパケット妖精が一人でも残っていればケータイワールドは安泰って訳ね」


ププ
「そう言う事だププ」