「便利ね」
「姉を起こしたり寝かせたりで主に役立ちます」
「そんなことに能力使ってたの!?」
「お姉ちゃん去年入院してたでしょ。起きた時に私が歌ってたの気づかなかった?」
「……歌ってた…かも」
「それにお姉ちゃんの目覚まし時計。あれ小さい頃にプレゼントしたやつだけど、録音されてるの私の歌だからね。起きろ、みたいな意味が込められた歌」
「どーりで!あの目覚まし時計使った時は寝坊しないと思った!」
人差し指を立てそういうこと、と短く言い、由音は座る。
「さ、これで新入生の能力があらかたわかっただろう?今後何か疑問に思ったことがあれば聞いてみたまえ」
総監のその言葉に
「「「「そうしまーす」」」」
全員の返事が合わさる。
「新入生諸君も、先輩たちの能力は把握してると思うが気になることは聞いてみたまえ。今後、君たちはチームだ。円滑に行動するためにもお互いの理解は必要不可欠だからね」
はいっと気持ちのいい返事が部屋に響く。
そんなに固くならなくてもいいのになあ。
「姉を起こしたり寝かせたりで主に役立ちます」
「そんなことに能力使ってたの!?」
「お姉ちゃん去年入院してたでしょ。起きた時に私が歌ってたの気づかなかった?」
「……歌ってた…かも」
「それにお姉ちゃんの目覚まし時計。あれ小さい頃にプレゼントしたやつだけど、録音されてるの私の歌だからね。起きろ、みたいな意味が込められた歌」
「どーりで!あの目覚まし時計使った時は寝坊しないと思った!」
人差し指を立てそういうこと、と短く言い、由音は座る。
「さ、これで新入生の能力があらかたわかっただろう?今後何か疑問に思ったことがあれば聞いてみたまえ」
総監のその言葉に
「「「「そうしまーす」」」」
全員の返事が合わさる。
「新入生諸君も、先輩たちの能力は把握してると思うが気になることは聞いてみたまえ。今後、君たちはチームだ。円滑に行動するためにもお互いの理解は必要不可欠だからね」
はいっと気持ちのいい返事が部屋に響く。
そんなに固くならなくてもいいのになあ。


