「目が見たい」
「ごめんね変な姉で…もし嫌じゃなければ見せてあげて…」
由音が申し訳なさそうに打取さんの背を叩く。
椅子から立ち上がり、私は打取さんの元に向かった。
「え、ええと、じゃあ取りますよ…?」
わくわくしながら至近距離で待つ。
ゆっくりと打取さんが布を取った。
「……おお…綺麗…」
「あ、ありがとうございます」
「なんだろう…グレーっぽいけど青っぽい…?」
じろじろと見ていると
「お姉ちゃん、戻って」
由音の声が聞こえたと同時に身体が私の意思に反して動き出した。
「え?は!?」
私の戸惑いをよそに身体は席を目指す。
席に着くと、身体の自由が戻った。
「なに、どうしたの?」
驚いた顔で固まっている私に心が尋ねる。
「いま、からだ、うごいた、かってに」
「は?」
由音が立ちあがり
「速水由音。能力は歌で、時々言葉で人を従わせることができる、です」
説明を始めた。
「ごめんね変な姉で…もし嫌じゃなければ見せてあげて…」
由音が申し訳なさそうに打取さんの背を叩く。
椅子から立ち上がり、私は打取さんの元に向かった。
「え、ええと、じゃあ取りますよ…?」
わくわくしながら至近距離で待つ。
ゆっくりと打取さんが布を取った。
「……おお…綺麗…」
「あ、ありがとうございます」
「なんだろう…グレーっぽいけど青っぽい…?」
じろじろと見ていると
「お姉ちゃん、戻って」
由音の声が聞こえたと同時に身体が私の意思に反して動き出した。
「え?は!?」
私の戸惑いをよそに身体は席を目指す。
席に着くと、身体の自由が戻った。
「なに、どうしたの?」
驚いた顔で固まっている私に心が尋ねる。
「いま、からだ、うごいた、かってに」
「は?」
由音が立ちあがり
「速水由音。能力は歌で、時々言葉で人を従わせることができる、です」
説明を始めた。


