「でしょでしょ!?」
「だからと言ってあんたが許されたわけじゃないわよ」
心のトゲのある言葉にうなだれていると
「いやー実際に見るとすごいなあ」
瑠都の感嘆の声が聞こえてきた。
「瑠都、その言い方だと知ってたみたいに聞こえるよ」
「え、知ってたけど」
「「……は!?」」
私と弥生が声を揃える。
瑠都は目を丸くして
「え、だって入学式の時俺、この子見て『俺が欲しいと思った能力者だ』とかなんとか言ってただろ?」
「だとしたらなんで言わない…!」
「心も気づいてたはずだろ?心が言わないから俺が言うのもなんか無粋かなと思ったから言わなかったんだけど…」
確かにそうだ。心は人の心の声が聞こえる。瑠都を通して灯里ちゃんの能力を知っていただけでなく、下手したら全員の能力を知っていた可能性も…。
心の顔を凝視していると
「まあ本人たちから説明受けた方が確かでしょ。それに能力知らないで動くのも訓練の一種になるじゃない」
開き直られた。
やっぱり知ってたんだ…!
「だからと言ってあんたが許されたわけじゃないわよ」
心のトゲのある言葉にうなだれていると
「いやー実際に見るとすごいなあ」
瑠都の感嘆の声が聞こえてきた。
「瑠都、その言い方だと知ってたみたいに聞こえるよ」
「え、知ってたけど」
「「……は!?」」
私と弥生が声を揃える。
瑠都は目を丸くして
「え、だって入学式の時俺、この子見て『俺が欲しいと思った能力者だ』とかなんとか言ってただろ?」
「だとしたらなんで言わない…!」
「心も気づいてたはずだろ?心が言わないから俺が言うのもなんか無粋かなと思ったから言わなかったんだけど…」
確かにそうだ。心は人の心の声が聞こえる。瑠都を通して灯里ちゃんの能力を知っていただけでなく、下手したら全員の能力を知っていた可能性も…。
心の顔を凝視していると
「まあ本人たちから説明受けた方が確かでしょ。それに能力知らないで動くのも訓練の一種になるじゃない」
開き直られた。
やっぱり知ってたんだ…!


