腕を引っ張られ 私は先生の胸の中に入っていた。 「せんせ…?」 「嘘つかなくていいから…。 何でそんな嘘つくんだよ…。 そんなに俺のこと嫌い?」 嫌いなわけないじゃん。 好きだよ、大好きなんだ。 もう私の胸の中は 先生で埋め尽くされてるんだよ。 私はゆっくりと 横に首をふった。 嫌いなわけないって…。