高尾先生はそこまで身長はないけれど
しっかりとした体つきで、
髪はワックスをつかって軽くトップを盛ってる。
ジーパンはだるそうに穿いていて
片手で大量の参考書とファイルを簡単に
持っていた。


ヒトコトで言えば、魅力的だった。
いかにも大人の男って感じだった。


「おいこら、ぼーっとしてないで
早く入れ~」

持ってたファイルでパシッと軽く叩かれた。

しばらく見とれてた私はハッとして

「ご、ごめんなさいっ」

と言いながら急いで教室に入った。