教室に入ると千亜妃と純が
もう席に座っていた。


「よっ!あれ、愛菜は?」

「ほんとだ、愛菜居ないね。」


胸が痛くなった。



私はわざと明るく言った。

「あ~!何か高尾先生と
一緒に喋ってたよ。愛菜、
ほんとに狙ってんのかな(笑)」

冗談っぽく言った。
ほんとは辛い。ものすごく。
けどこうでもしないと
今に泣きだしそうだから。


「確かにそうかもね~
最近あの2人仲いいもんね。」

「うん。私なんてこの前
愛菜が先生にボディータッチしてるの
見たもん!」


そうなんだ…
やっぱり愛菜も…