「せんせ…??」


「調子乗んじゃねえぞ…ばか。」

「え、…?」


先生は顔を上げてほほえんだ。
太陽みたいな笑顔。


「俺、生徒にこんなこと言われて、
涙でそうになってる。

おれが生徒を励まさないとダメなのにな。」

ふふっとかすかに笑って目を合わせてきた。



「ありがと。」



私はつぶやいた。