先生、好きになっちゃいました。



振り返ると、高尾先生。
嬉しくなった。


「なんですかあ~?」

「ちょっと進路について聞きたいんだよ。
今、時間あるか?」


よ、呼び出し!
先生とふたりきりになれることが分かって


「はい!」


自分でもびっくりするくらいの
大きい声で返事をした。