ある日川澄は俺の授業を
休んだ。



さぼりか?
俺の授業をさぼるなんて
いい度胸だな。



塾長に相談すると
受験前だから特別に
振替え授業をしてやってくれと。


ってことは…
2人きりかよ。
俺、我慢できっかなあ…。



いやいや、だめだだめだ。


俺は先生なんだ。



心の中で呟き、
名簿を見てあいつの
ケータイに電話をした。