先生は黙っていた。 なにか難しそうな顔をして。 すると口を開いて 思ってもみない言葉が飛んできた。 「もう、その話はするな。」 一瞬、何を言っているのか 分からなかった。 とてつもなく低い声で 冷たく言い放った。 先生は私が迷惑なんだ。 好きでいることさえもいけないんだ。 だって先生と生徒だもんね。 うん、そんなの分かってた。 先生に私は必要なかったみたい。