***** あれこれ考えていると あっと言う間に太陽が赤く光り 陽が落ち始めた。 「華は危ないからもう 宿舎戻って帰る準備しておけよ。 川澄はちょっと連絡あるから そこで待っとけ。」 そう言ってパラソルを片付け始めた。 連絡ってなんだろ。 宮野先生は 「うん…わかった。 片付けありがとうね、裕ちゃん。」 少し悲しげな表情をして 宿舎へ戻っていった。 周りにはもうほとんど人はいない。 夕日が私たちを照らす。