幼稚な悪戯繰り返す馬鹿な野郎たちにも呆れたけど。


あたしだって人のこと言えないし。


でもだからって!!!!


眼鏡で自分の価値観隠して傍観者になりきっているあたしとほとんど似たもの同士の


川谷を!!!!!!!!



「川谷を!!!!!!!!!けなすなぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「・・・は。」


これには流石に川谷も驚いてる。


「ねぇ、川谷。


あたしたち昨日出会ったばっかだけど。



あんたのことまじでほっとけないんだよね。


だから――、なんで川谷が隠しているのか分からないけど・・・。


川谷の秘密、皆に打ち明けようと思う。」


秘密なのかは分かんないし、ただのおせっかいだと思う。


でも逃げんのなんて嫌。

「皆!!!!!見とけよぉぉぉぉぉ!!!!!」


口調も気にせずばっと後ろを向き思い切り川谷の顔面にこびりついていたmaskをはぎ取った。

そう・・・。黒く縁取られた川谷を全て隠してしまう恐ろしいmaskを。