超意味分かんないけど本を読んでいる川谷の横顔は他の誰よりもかっこいい。
眼鏡入れたら論外だけど。
「・・・ふーん。ねっ、ねぇ!!」
気づいたら本に目線を戻していた川谷に慌てて会話を繋げようとする私。
「・・・。」
あれ?返事してくれない・・・。
「おいっ!」
「おーいってば!!川たn「あのさ。」
やっと返事してくれた!!
「ん?」
私は満面の笑みを返す。
「・・・僕に関わらない方がいいよ。君も酷い目に遭うかもしれないし。」
え???
「どーゆーこと??」
「僕といると君も虐められる。」
「ああ、そっか。なら平気。」
「・・・なんで??」
「だって私が虐められる訳ないじゃん。」
自信満々に私は答えた。
するとアイツはふっと軽く笑って聞こえない程度に呟いた。
「・・・どっからその自信がわくんだよ。」
また何の前触れもなく一瞬だけ見せてくれた川谷。
そんな笑った顔を見ると何故か私は嬉しくなる。
・・・もっと皆と打ち解けられたらいいのに。
眼鏡、取ればいいのに。
もっと笑えばいいのに・・・。