恋する苺はあまい苺

☆涼介side☆

 今日の朝、学校に行く途中ある女の子が目に入った。一言で言うとかわいかった。

 「はやくー!」

 その女の子は、横断歩道を、渡ろうとしていた。信号が赤だときずかずに。

 オレは自分でもわからないが、とっさに体が動いていた。まだ、一度も話したことのな

 い、女の子のために。

 「キキー!」

 ギリギリセーフだった。女の子は気絶しているが、重症はおってないようだ。

 女の子と一緒に歩いていた友達の子がケータイで、救急車を呼んでいる。

 オレはその場に来た救急車に乗り、病院に行った。オレも足に、かすり傷ですんだ。

 その30分後位に女の子は、目を覚ました。

 自己紹介をして、その女の子の名前が「るりな」ちゃんだ。という事がわかった。

 自分がJUMPINGのRYOSUKEという事も教えた。なんとなく彼女なら、信じ

 られる気がしたから。

 そのあと、10分位楽しい時間を過ごした。

 しかも、同じ高校だと知ってなんとなくうれしかった。

 「じゃあ、また明日ね。」

 「はい!さようなら!」

 「ねぇ。その敬語やめようよ。同じ歳なんだし。芸能人だからって気にする事ない

 ないよ。」

 「はい!じゃなかった。うんまた明日!」

 とても明るくてすごい優しい子だ。

 オレは今日一日で彼女に興味を持った。

   翌日

 「おはー」

 「おお!涼介!」

 「なんだよ」

 「冷たいなー。」
 
 「あ!そうだ」

 「なんだよ。」

 オレは小さい声で、この間のことを親友の宏太に話した。

 「まじかよ!涼介が女の子を好きになるなんて・・・。」

 「なんだよ、それ。オレも一応生き物だぜ!?」

 「生き物って。」

 「てかさ、その女の子何組かしってる?」

 「え!知らなかったの?涼介。けっこうかわいくて有名なのに・・・。」

 「まじ?だってオレ仕事あったから学校の噂とかしらなかったし!」

 「まぁ。行ってみなって。A組だから。」

 オレはC組だからそんな遠くない。オレはすぐあの子の所に行った。