私って変なのかな?



昨日は酔っ払ってたし、お礼なんて言っていたからケータイの番号を教えてしまったけれど、やっぱり断ろう。



「仕方ないな!」



「月子!?」



月子は私のケータイを取り上げ、なにやらボタンを押す。



「送信っと。」



見せられた画面には



『是非ご飯連れて行って下さい楽しみにしています』



サーッと血の気が引く。



「どうしよう!」



断ろうと思っていたのにそんなメールを送られて軽くパニック状態だ。



今からでも断れる!



「断ったらダメだからね!」



私の心を見透かすように月子がそう言う。



ブーブー。



また見知らぬ番号からのショートメール。



『良かったです!僕も楽しみにしています!』



そして待ち合わせ時間、場所が記載されていた。



「明日報告楽しみにしてるね!」



月子が悪魔の微笑みでそう言った。