ツンデレ乙女っ!?

―ゴトッ

ってか、一人で4本も持って歩くとか恥ずー…


4本抱えるように歩いてると…

「ていっ!」
「はっ…?…ぎゃっ!!」
―ドン!!

前のめりに倒れ込んだ。

いってー…。
「「はははっ!!」」

「ゔ~…。土田と涼太のばぁか!!!!」

逃げてく奴らの背中に向かって、思いっきり叫んだ。

あ゙ーもぉ!
ジュースバラバラだし…


すぐ立ち上がる気にもなれず

なんとなく正座した。

「ゔ~…。」

「おい。」

「へっ?」

「ん。」

「えっ?…あっ…ありがとっ…!」


ニコッ。
ジュースを拾ってくれました。

感謝感謝です。


でも私に優しくしてくれる男子なんて……

はっ!もしやこいつ、元は女のおなべか!?
ちょっと戸惑い中……

「ほら、立てよ。」

ふと、差し出された手…


訳分かんなくて、首を傾げて、ボーッとその人見ていた。

…ら、その人のかおが赤くなった。
「ほ、ほら!」


「えっ?ひゃあっ…!あ、ありがと……ゴザイマス」。