ふと、隣を見るとそこには苦しそうに胸のあたりをおさえる彰哉がいた。 顔色が悪くて唇をかんでいる。 「彰哉!?大丈夫?ねぇっ彰哉!?」 半ば叫ぶように言う私の目からは涙があふれ出していた。 「彰哉!?救急車!救急車呼ぶから!」 携帯を取り出して119の番号に必死でかけた。 しばらくして救急車がサイレンを鳴らしながら来て 急いで病院に向かった。