いつまでも忘れないよ





そしたらふと河瀬大和と目が合った。


普通ならここで目をそらしたり話しかけたりするところ。

けどそらすことも話しかけることも出来なかった。


「真奈…?」


「え……あ…何?」


しまった…。話聞いてなかった…。


「何って…どしたの?ぼんやりしちゃって…」


「なんでもない」


つい河瀬大和の雰囲気にのみこまれちゃった。


それからチャイムが鳴り学活も終わって下校になった。