「…んっ………。」
やっと起きたか。
「おい、お前こんな所にこんな時間にいたら危ねえだろうが。
さっさと帰れ。」
そいつはゆっくり顔を上げて、
俺の目を見た。
俺は自分の目を疑った。
茶色がかった胸の辺りまであるストレートな髪。
高く整った鼻。
ぷっくりした唇。
くりくりとしたパッチリ二重の目はどこか寂しそうで…
想像以上の痣を持ちながらも、はっきりとわかる。
綺麗だ。
これぞ世にいう美人というやつか。
と始めて思った
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…