《我らの一族の長。玉姫じゃ》

玉姫・・・

氷の矢・・・

なんか聞いたことがあるな・・・

なんだろう・・・
しってる?

「玉姫って?」

《お主が知らなくても別によい》

すると留依が

「なぁ、玉姫って、雪女とかの雪の妖怪の長じゃないのか?」

と耳打ちをしてきた

「あ、そうかも。」

「それに玉姫って、なんらかしらで俺ら陰陽師の悩みの種だぞ」

「なんで?」

「人間の生気をすって、生きているからだ」

え!
生気って・・・

あたしはそんなやつの仲間になんかならなくちゃいけないの!?

そんな!いやだ!いやだよ!