白昼夢

ハルは涙が止まらず、何も言えないでいた。


「そんな泣くなって~。」

「泣かせ…てるの…は……だ…っれ…「もういいよ。」」

「もう何も言わなくていいから…。」



アキトの優しい手。
服の上から伝わる温もり。

アキトに出会えて良かったのは私の方だよ…。


好きだよ。
大好きだよ。


入学式でハンカチを拾ってくれたときから


僕たちは繋がっていたんだね。



全てのことが

僕らの明日を

築き上げていたんだね。



私はあなたが大好きです。




あなたの全てが


恋しくて


恋しくて



仕方ありません。