次の日から授業が始まった。

授業といっても始めは講義の説明会のようなものである。


ハルが教室に入ったとき、そこには二、三人程しかいなかった。



授業まで後三十分か…。


ハルは後ろの窓側の席に座り、ぼーっと窓を眺めていた。




「隣座っても良い?」


その声で我に返った。


隣を振り向くと、茶髪でパーマのかかった長髪に、美人で大人っぽい女の子が微笑んでいた。


「うち相沢優衣!うちも文学部やねん!よろしくなぁ♪」
ユイは明るく挨拶した。


すぐにハルも
「あっ…千秋春です!!よろしくねっ!!」
と挨拶した。

ハルは人見知りが激しいので、始めは緊張していたが、話をしていくうちに二人は意気投合した。



今日の授業が終わり、二人で食堂へ行くことになった。

そのとき…