電波系☆アニヲタ彼女!


「おっとここからはワタシのりょういき!たちいることはぜったいにゆるさーん!!」

「ユウリ~汗」



それは放課後のこと。

帰りの支度をすませ、クラスの違うユウリを迎えに行った時だった。




「でもここ通らないと帰れないよ~。」

「ビビッ、おまえ・・・クワルニアせいじんのいちみか?!」

「今日は早く帰ってきてって父さんに言われてるんだって。汗」

「クワルニアせいじんはピーマンがきらいというじょうほうがある!くらえ!」

「ユウリお願い通して。いっしょに帰ろう?汗」




この日は父さんが今の母さん、由美子さんを初めて家に連れてくる日だった。





いつもは特に抵抗してこなかったんだけど、さすがにことがことだから無理矢理通ったんだ。




「あっ!」

「ごめんユウリ今日は大事な日なんだ!ごめん!」