記憶の片隅に





『俺、単純だからさ

嫌なんだよ…。


里衣が、他のやつに言い寄られるのとか…


里衣は俺のもんなのに』






『あたしだって同じだよ。

凌央じゃなきゃ、嫌』





俺は、人目につかない陸橋の下に里衣を引っ張った。





『そんな、かわいいこと言うな。


欲しくなる』





俺は、里衣にキスした。



里衣も、キスに答えてくる。




『…っん…』




『里衣…好き』





『知ってる…』




里衣をきつく抱き締めた。




里衣も俺の背中に腕を回した。




里衣の体はびっくりするほど細くて、今にも壊れてしまいそうだった。