記憶の片隅に





俺たちは、別々のクラスに入った。




入学式は長かった。



やっと終わって、すぐに下校の時間がきた。





俺は、里衣のクラスに里衣を迎えに行こうと、荷物をまとめていた。




その間に、5人くらいの女子がメアドの書いてある紙を渡してきた。




まぁ、そんな知らないやつにメールなんてしないけど。





1組の教室をのぞくと、里衣が知らない男子と話してた。




知らない顔だから、違う中学だと思う。




なんか、楽しそうに見えて気分が悪くなる。





『里衣!』




“こいつは俺の”




そう見せつけるように、名前で里衣を呼んだ。





『今、行く!』





里衣は、その男子に

『じゃあ』

と言ってから、こっちに来た。