『ちゃんと、話したの。 あたしが思ってることとか全部…。

凌央のこと、たくさん、たくさん傷つけたのに…

凌央、あたしにありがとって言ったの。


“生きててくれて、ありがとう。

俺はそれだけで前に進める”


あたしなんかより、ずっと傷ついてるのにっ…



梨花子…

あたし、間違ってたかな…?



今から言っても、もう全部終わっちゃったのに……。


あたしが、終わらしちゃったのに…』







『間違ってるも何も…答えなんかない。


中島が前に進もうとしてるなら、里衣も前に進まなきゃ。


傷は、時間が癒してくれる。



それでも…どうしても辛いなら、あたしのとこにおいで…。

あたしは、里衣の味方なんだから』