記憶の片隅に





−里衣side−




最後に、あたしは彼にどれ程の痛みを与えたんだろうか。





あたしが、泣くべきじゃないことは分かっている。





自分で考えて出した結果だから。



もう、これ以上彼を傷つけるコトが無いように。





記憶は戻ってくれない。




どうしようもない喪失感と罪悪感は消えない。





あたしは

どれだけ、凌央のコトを傷つけた?




あんなに、優しくしてくれた。



それなのに、気持ちには答えられなくて




優しさが余計に苦しかった。





あたしの脳は

残酷だ。