最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
私は、この小説を書いていて“幸せ”ということを考えました。
皆が、どこかに傷を抱えていて弱い部分を持っています。
誰もが幸せになりたくて、時には人を傷付けてしまうこともあります。
それでも、本当に人を好きになった時に願うのは、大切な人の幸せだったりするんだと思います。
それぞれに気持ちを抱えて、なかなか交わらない想いに苦しくなったり。
記憶を失った里衣は、凌央と別れてから大切なことに気付きます。
それでも、凌央の幸せを願い、気持ちを隠し続けます。
一見、強そうに感じる里衣の心が実は一番不安定だったり。
凌央は自分では里衣を傷つけると里衣を突き放します。
その時の凌央の気持ちは、想像つかないほど苦しいんだと思います。
ただの強がりじゃない。
二人とも、相手のコトを考えているからこそすれ違っていく。
書いてる私まで、切なくなりました。
きっと、幸せになることって難しくて。
幸せって何だろう?と考えても、答えは出なくて。
恋をすれば、幸せなコトばかりじゃなくて。
いっぱい悩むし、いっぱい苦しんだりするんだと思います。
でも、相手を一生懸命大切に思うことは幸せに繋がると思うんです。
皆さんは、“幸せ”ってどんなことを思いますか??
きっと、それは人それぞれです。
では、
皆さんの幸せを祈っています。
I hope your happiness.