“里衣の好きな人は、何て名前なの?”





“リョオよ”





“リョオね、

里衣の気持ちが、リョオに届きますように…”






メアリーは、手を組んで目を閉じた。




あたしの頬に一筋だけ涙が流れた。




ありがとう、メアリー。