記憶の片隅に





ホームステイ先の家族は、とてもウェルカムであたしをすぐに受け入れてくれた。





小学生の、メアリーちゃんは好きな子がいるらしい。





メアリーちゃんは、勇気がなくてなかなか自分の気持ちを言えない、と話してくれた。





日本にいた時の自分に重ねてしまう。





“あたしも、すごく好きな人がいたの。

でも、たくさん傷付けちゃったの。


後から、どうしようもなく好きなことに気付いて、すごく後悔した。


今も、まだ忘れられずにいる。


あたしは、幸せを願うことしかできないから…。


辛くなるけど、彼が幸せでいるって思えば、乗り越えられる気がする。


メアリーにはまだ難しいかな?”