記憶の片隅に





−凌央side−





『凌央、星野とはうまくいってるのか??』





今日は、近くのファミレスで遥斗と優吾と一緒に夕飯を食べた。




3人で、大学のコトとか将来のコトとか話してた。




そこで、遥斗がいきなり星野のことを聞いてきた。





『あぁ。うまくいってるよ』





『凌央さ、責任感とかそういうので星野と付き合ってんのは、違うと思うぜ』




遥斗にそう言われて、俺は少し戸惑った。





『そんなんじゃねぇよ。

俺は、純香に明るくいてほしい。


あいつは弱いんだ。

俺といることで、強くなれるなら傍にいてやりたい』





『…里衣はどうなんだよ』




ずっと黙っていた優吾が低い声で言った。