失ってから


手放してから


気付いてしまった。




彼のホントの優しさに



温かさに




あたしに向けられた、想いの大きさに



どうしようもなく、大切にされていたことに。




色々なコトに気付いてしまった。




自分の心に、湧き出てくる感情にも。




もう、何もかも遅いのに。



彼は、あたしに背を向けて去って行ってしまったのに。




その気持ちは、どんどん大きくなっていく。




あたしと、彼の距離はどんどん遠くなっていく。





だって、もう友だちになったから。



あんな顔をさせておいて

あんなに、傷つけておいて



今更、あたしのワガママなんて、絶対に口には出せない。