また重苦しい雰囲気を連れて

佐伯先生は話し始める。




「前のクラスんときにお前、なんかやらかしたんだって?友達と」





ズキっ・・・


僕の心に重い何かが刺さる





「なんの話し・・・?」




沈黙が訪れる


僕はどこにも視線を合わせられず
ただチクタク進む時計の針ばかりおいかけた。




「殴ったんだろ?・・・かおる」

『違う!!!!僕は悪くない!!!!!!!』



---バンッ!!!!




思い切り机をたたく。

張り詰めた夜の部屋。
それなりに涙目の僕。


すべてがいやだった




ああ、なんでこんなこと…





「かおるくんが悪くないのは、私が知ってます」

「・・・・・・え・・・?」




口を開いたのは大塚先生


でも僕はこの人と初対面なわけで…



・・・どういうこと?




大塚先生はスッと立ち上がると

僕の目の前で1枚の紙を広げた。




「・・・これ・・!!!」

「うん、かおるくんのだよね?」