次の日あたしは寝坊してしまった。
いつもより30分も遅れてしまったのだ。

「やばい!!こんなに遅れたらあいつに会っちゃう!」

30分遅いと言っても別に遅刻するわけではない。
他の人からすると普通の時間だった。

あたしは猛ダッシュで学校まで走って行った。

「な…なんとか間に合った…。」
玄関で沙羅に会った。