急に何を言い出すかと思えば

サボれ…?



翔太の横顔をジッと見て

頭上にハテナマークを浮かべると

ポンッと頭に手を乗せられた。



「俺が遅刻扱いなのにお前は授業出るわけ?」



「え…だって、翔太も授業出れるし」



「受ける気失せたから帰る。お前も着いて来い」



グイッと頭を抱えられて

転びそうになったけど

すぐに解放されて体勢が戻される。



鞄も何も持ってきてないのに…

でも悪い事しちゃったし。



「…はーい」



仕方なくあたしは学校をサボる事に。

この乱暴な性格の翔太と一緒に。