エントランスに居るコンシェルジュは.いつも柔和な笑みを浮かべてマリアを迎える。






長髪のマッチョな男と繊細で厳しそうな男に挟まれている姿は、


端から見ると異様な光景でならない。


それに関わらず.コンシェルジュが止めた事は一度も無い。これからも無い。



何故なら、このマンションはマリアの持ち物で.住民は全てVERITASの関係者

マリアに従順な部下だからである。



マンション前に持って来させた白いジャガーに乗り込み、研究所へと向かった。