「お母さん、お母さんこれ触って見て!!」


妹の紗英がなにやら騒ぎながら帰って来た。


「何これ、触り心地イイじゃない。でも、これどうしたの?」


「家の前に居た。それよりこの子喋るんだよ。」


【ハジメマシテ、自分モココ言イマス。】


「えっ……ちょっと昌きて!!」


台所から、母さんの呼び声がするから来て見ると……







紗英の腕の中には、ふわふわで丸っこい生き物が……