浮気男はあたしの彼氏(仮)



「なーんの話?」

あたし達の上から聞こえてきた

ノーてんきな声。


「…優人には関係ないし」


「千夏ちゃん、冷てぇー」


「…」


あたしはほっかほかですよーだ



…ってこいつそういえば


「さっきの馬鹿ってアレ、何なのよ」


「あ、気づいてたんだ?さすが俺達一心同た…」

「もういいわ」


ニヤニヤする優人の声を遮り
あたしは言った。



「…千夏ちゃん今日一緒帰ろうね」


すると優人はそう言って
廊下に消えていった。


「…めげずに話しかけなさいよばーか……」



そんな独り言は優人には一生聞こえることはないんだろう