「ねぇ。 ここ、今悪いみたいだよ」
副総長の声がした。
「ん~? どれ?」
私は、副総長に近付き、PCを見た。
そこに出されていたのは
『黒新』
「あ~! 私、ここ知ってるよ~」
偶然通りかかった情報係。
「ふ~ん。 なにしてるの?」
私が聞いた。
「えっと、 薬に、一般人への暴力とかかな?」
情報係は笑いながら答えた。
「じゃぁ、今日…行く。」
私がそう言うと
「了解。」
と一言。
黒新の倉庫に着くと、
「みなさ~ん」
と元気よく入っていった情報係。
「こんばんは。」
静かにいった副総長。
「ここが黒新?」
周りを見回しながら言った司令係。
「すっごいねっっ!」
「うんっ! すっごいっっ!!」
二人ではしゃいでいる双子。
そして、―――――――
「ここ、潰すから。」
と私が言った。
これが、私たちのはじめの1ページ―――――――――…