そんな私の言葉に翔はなぜか不機嫌になり私からプイッと顔をそむけた。






どうしたんだろう?
翔のやつ…





そんなことを考えながら授業をうけていた。










昼休み―…




里「ゆーうーやーくん!」





そう言いながら私は悠也くんがいる体育の先生専用の職員室へとむかう。





体育教員職員室。
略して体育室





私が顔をのぞかせると悠也はビックリしながらこちらへとむかってきた。







悠『んな大声で叫ぶな!



聞かれたらどうすんだよ!』





そう言いながら私の口をおさえる。





その途端に香る悠也くんの香りに私はふにゃっとなっていた。






里「悠也くんいい匂い」





そう言いながら悠也くんの手を両手でつかむ。





悠『ば、バッカ



んなこと言ってんな!
それよりご飯!
弁当食べるんだろ!?


別室移動するぞ』




そう照れているのを隠しながら別室へと私を導く悠也くんを笑いながら私は悠也くんの後を着いていった。





連れてこられたのは体育室の近くにある使われていない小さな倉庫。






中は部屋になっていて
隠れるにはちょうどいい所






悠『ちょっとホコリっぽいけど見つかるよりマシだろ』





そう言いながら持ってきたお昼ご飯をとりだす悠也くん。





取り出されたのはパックの牛乳にパンとおにぎりそれぞれ二つずつ。






里「悠也くんお弁当は?」




悠『んなもんあるわけないじゃん。



一人暮らしだし作るのも面倒くさいし』
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