里緒の言葉にニコッと微笑みいう。






翔『里緒をおいかけて』






里緒にゆっくりと歩みより里緒の前で立ち止まった翔はいう。






なんかただならぬ雰囲気…




里「お、追い掛けてって…」





そうおどけながらもいい里緒の頬は気のせいかほんのりと赤くみえる。






翔『未だ、いいよられんのなれないよな里緒って』






そう言いながらクスクスと笑う翔を不機嫌そうにみる里緒。






翔『よろしく、里緒』





そう言って翔は里緒の唇に軽く音をたてキスをした。




皆の前で公開キス。





突然のことで唖然とするしかないクラスのやつら。






俺もその中にまざって見ている一人。






そんな転校早々の出来事から噂がたちまち広まっていった。






『1年5組の美山さんと転校してきた男の子できてるんだって!!』






『嘘まじ!?』





『ショック〜!』





そんな話を休み時間に廊下を通るたびに聞く。





本当は違うのに…


――――
―――――――


『アイツは俺のだ!



ごちゃごちゃ言うな!』





悠「…………お前バカ?」




今その噂のことを庄野や哲也、拓斗を呼び相談中。





今変なことぬかしたのはもちろん庄野。






俺はそんなこと言うキャラじゃないし…





間『なんだよ悠也!


はっきり言えばいいじゃん!』





そう不満そうにいう庄野。




悠「俺だって言えたらこんな考えたりしねぇよ」





そう庄野をどつきながらいう。





拓『なんせ学校だしね…


そんなこと言おうもんならば悠也だけでなく里緒ちゃんにまで危害があること間違いないよ。』